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      <title>Marginalia</title>
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      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2010</copyright>
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         <title>ロマシコヴォの蒸気機関車</title>
         <description><![CDATA[オープンキャンパスの模擬授業（ロシアのアニメーションについて）の準備をしていた時、youtubeで懐かしい映像を見かけた。「ロマシコヴォの蒸気機関車」(1967, Vladimir Degtyarev)というアニメーション。夢見がちな小さな蒸気機関車が、線路から抜けだして野原でスズランを集めたり、鳥の声に聞き惚れるという物語で、青い機関車の表情がとても愛らしい。

<object width="480" height="385"><param name="movie" value="http://www.youtube-nocookie.com/v/z1hE-4tQkCo&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1?rel=0"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube-nocookie.com/v/z1hE-4tQkCo&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1?rel=0" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="480" height="385"></embed></object>

このアニメーションの脚本を書いた一人が、非公式詩人としても活動していたゲンリフ・サプギールだった。サプギールらは、このアニメーションの歌の歌詞も書いている。以前、NHKラジオの「ロシア語講座応用編」の最終回でも、この歌を紹介したことがある。幸福な旅立ちの歌。

ПЕСЕНКА ПАРОВОЗИКА

Поле большое, зеленый лесок,
Сколько весною путей и дорог!

Хорошо на свете! Солнышко, свети,
Пожелай нам, ветер, доброго пути!
Доброго, доброго, доброго пути,
Самого, самого доброго пути!

Все интересно - на что ни взгляни,
Дружная песня над миром звенит!

Хорошо на свете! Солнышко, свети,
Пожелай нам, ветер, доброго пути!
Доброго, доброго, доброго пути,
Самого, самого доброго пути!


蒸気機関車の歌

野は広く　森はみどり
春には　なんてたくさんの　道があり旅があるのだろう

この世はすばらしい！　お日さまよ　照らして
風よ　ぼくらの旅の無事を　祈っておくれ
そう　このすばらしい旅の
そう　このすばらしい旅の無事を

何を見ても　なにもかもが　おもしろい
この世界に　歌がむつまじく　鳴りわたっている

この世はすばらしい！　お日さまよ　照らして
風よ　ぼくらの旅の無事を　祈っておくれ
そう　このすばらしい旅の
そう　このすばらしい旅の無事を]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">映画</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 29 Jul 2010 00:18:18 +0900</pubDate>
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         <title>レクチャー「イリヤ・カバコフの世界」</title>
         <description>特別講義のお知らせ
鴻野わか菜　「現代ロシア美術へのアプローチ　イリヤ・カバコフの世界」

日時　2010年7月16日（金） 午後4時50分～6時30分

場所　東京大学（本郷キャンパス）文学部3号館7階 スラヴ文学演習室
113―0033　東京都文京区本郷7―3―1

交通　地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」、南北線「東大前」、千代田線「根津」など下車、いずれも徒歩10分。

問い合わせ先　東京大学文学部スラヴ文学研究室
電話・ファックス　03(5841)3847

★東京大学スラヴ文学大学院演習「世界／日本文学へのアプローチ」（沼野充義教授）の枠内で行なわれる特別講義ですが、専門的関心をお持ちの方の聴講を歓迎します。聴講希望者はできるだけ、事前に、カバコフ『プロジェクト宮殿』およびカバコフ＋グロイス『対話』のロシア語テキスト抜粋を読んできてください（正規履修者は必須）。テキストのコピーはスラヴ文学研究室にあります。

★参考図書
カバコフ著、古賀義顕・鴻野わか菜訳『プロジェクト宮殿』（国書刊行会）
沼野充義編『イリヤ・カバコフの芸術』（五柳書院）</description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">コト</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 14 Jul 2010 06:26:24 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>禁じられた芸術</title>
         <description>7月12日、モスクワの裁判所で、サハロフ博物館元館長ユーリ－・サモドゥーロフと、トレチャコフ美術館新芸術部門前部長アンドレイ・エロフェーエフに対する判決が言い渡された。かれらは2007年に、ロシア各地の美術館で展示を拒否された作品を中心に構成した美術展「禁じられた芸術2006」を開催したが、そのなかに、キリストの顔をミッキーマウスなどで置き換えた作品が含まれていたために、正教信者の団体に訴訟を起こされた。

ロシアでは、こうした理由で裁判になるケースが近年後を絶たない。今回も、二人とも「嫌悪と宗教的反目をかきたてた罪」を咎められて有罪（罰金刑）となった。展覧会に出展されていた作品が、宗教を侮辱する目的で制作されたのではなく、宗教の影響力や社会性を問うための作品であるという当然の反論が、現代のロシアでは通じなくなってきている。

イリヤ・カバコフ、エリク・ブラートフ、オスカル・ラビンら、ソ連時代に非公式芸術家として活動していた作家たちは、被告を支持する公開書簡を発表し、この裁判はソ連の検閲社会への退行だと述べた。来年はソ連崩壊20年。文化をめぐる状況は、今後どのように変わっていくのか。</description>
         <link>http://wakana.dante.jp/blog/archives/2010/07/post_319.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">美術</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 12 Jul 2010 21:41:11 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>野菜のうた</title>
         <description><![CDATA[厳密な締切があるわけではないので、つい先延ばしにしてしまう不定期な連載の原稿を書き終える。外国人の目から見たロシアやロシア人についてロシア語で書くという趣旨の連載で、今回は、ダーチャ（別荘）を扱ってみた。

ロシア人は、親しくなるとすぐにダーチャに誘ってくれるが、なかには、ダーチャから花や野菜、手作りの蜂蜜やジャムを持ってきてくれる友人もいた。私がカバチョーク（ズッキーニに似た野菜）を好きなことを知った友人たちが、ダーチャの畑で育てたカバチョークを次々に持ってきてくれ、部屋が陽気なカバチョークで埋まった時のことを思いだした。ちょうど、1880年生まれのアルメニアの画家マルチロス・サリヤンが描いた美しい実りの光景のように。

<img alt="natyurmort.ashx.jpg" src="http://wakana.dante.jp/blog/natyurmort.ashx.jpg" width="400" height="312" />
マルチロス・サリヤン　「果物と野菜――静物画」(1933)]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">美術</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 08 Jul 2010 23:24:52 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>宮崎アニメの翻訳の諸問題</title>
         <description><![CDATA[ロシアで公開された宮崎駿のアニメーションの『ゲド戦記』以降のほぼすべての作品の翻訳を担当してきたアンナ・パーニナ氏が、千葉大でレクチャーをしてくださった。

レクチャーは、日本の固有名詞をロシア語に訳す場合の工夫についての話から始まった。「ポニョ」はそのまま訳すと、ロシア語の「馬」に響きが似ているし、「ナウシカ」は、綴りによっては「髭」や「耳」という単語を連想させてしまう。綴りや格変化も考えながら、登場人物の人物造型にぴったりで、なおかつ原語になるべく近い音を探すことになる。

代名詞の翻訳も悩みどころで、ロシア語の二人称代名詞には、敬称の「あなた（vy）」と、親しい間柄で用いる「きみ（ ty）」があるが、「vy」を使うことを奨励したピョートル大帝の時代からまだ300年ほどしか経っておらず、「vy」には近代的なニュアンスがあるので、「風の谷」の村人の会話では「きみ（ ty）」のみを使い、近代文明との対比を強調したという。

学生も、日頃から親しんでいる宮崎アニメを題材としたレクチャーに関心を持ち、パーニナさんの流暢な日本語と日本に関する知識にも刺激を受けたようだった。

数年前、村上春樹に関しては、17カ国、23人の翻訳者、出版者、作家が集うシンポジウムが開かれたことがあり、その内容は『<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AF%E6%9D%91%E4%B8%8A%E6%98%A5%E6%A8%B9%E3%82%92%E3%81%A9%E3%81%86%E8%AA%AD%E3%82%80%E3%81%8B-%E6%9F%B4%E7%94%B0-%E5%85%83%E5%B9%B8/dp/4163684700">世界は村上春樹をどう読むか</a>』（文藝春秋、2006年）に掲載されているが、これほど世界で広く受容されている宮崎アニメについても、同様のシンポジウムが開催されれば興味深いだろうと思う。]]></description>
         <link>http://wakana.dante.jp/blog/archives/2010/07/post_310.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">映画</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 03 Jul 2010 03:55:09 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「伊藤若冲　アナザーワールド」展</title>
         <description><![CDATA[夏至が過ぎ、日々、さまざまな夏らしい風情を感じられる今日この頃。

夏至の翌日の夕方は、光と影の陰影があざやかで、近所の公園も、鳥も砂も蟻も、南国を思わせる橙色の光を浴びていた。その翌日の水曜は大雨で、緑の濃さが旅情を誘った。

木曜は、朝からの猛暑。遠方から千葉大の文学部公開レクチャーにお越しくださったゲストを、講義の後で<a href="http://www.ccma-net.jp/">千葉市美術館</a>に御案内する。千葉市美術館は、浮世絵の展示と研究で知られ、モスクワの東洋美術館等の研究者のあいだでも評判が高い。

現在公開中の「伊藤若冲　アナザーワールド」展は、伊藤若冲（1716-1800）の水墨の作品を中心に、関連する着色の作品を含めて全165点を展示している。

極彩色のニルヴァーナを描いた「樹花鳥獣図屏風」、摩訶不思議な瞳の白象と鯨を配置した「象と鯨図屏風」などの大作もさることながら、野菜や芭蕉の葉をクローズアップした水墨画ののびやかさに、しばし開放感を覚える。

同美術館で、8月21日から9月26日まで、田中一村の展覧会があることを知る。時間がある限り、通いつめるだろう。]]></description>
         <link>http://wakana.dante.jp/blog/archives/2010/06/post_316.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">美術</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 25 Jun 2010 06:37:15 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>ダーチャへの旅</title>
         <description>今週の木曜に、千葉大学文学部の授業にスペシャルゲストをお招きして、アンナ・グーセワ氏の公開レクチャー　「ダーチャへの旅――モスクワ郊外の別荘地の類型と生活様式」がひらかれる。原稿用紙で35枚ほどのロシア語の報告原稿を、さきほど訳し終える。

庶民が敷地で農作物を育てながら夏の休暇を過ごし、特権階級が敷地の広大な自然を楽しんでいた「別荘」であるダーチャ。グーセワ氏は、そののどかな場であるはずのダーチャの歴史が、ソ連の政治と国家のありかたと深く結びついていることを示し、ダーチャの生活文化や建築にも言及している。刺激的なレクチャーであり、モスクワ郊外で収集したダーチャの映像も上映される。 </description>
         <link>http://wakana.dante.jp/blog/archives/2010/06/post_315.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">コト</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 21 Jun 2010 06:36:35 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>バビロンとクズミン</title>
         <description>今月の前半は，1988年に創設された文学者団体「バビロン」についての情報を整理していた。

25歳以下の詩人，作家たちが集う「若き文学者の同盟」として出発した「バビロン」は，最前線の文学作品を紹介する雑誌『バビロン』を1989年から2004年にかけて刊行し（92年までは地下出版），文学会や文学コンクールを企画し，90年代なかばからは，海外のロシア語詩人や老年の作家たちも巻きこんで，世代や国境をこえたダイナミックな文学運動をくりひろげてきた。

1997年にはインターネットのサイトを創設し，モスクワの各地で毎日おこなわれている朗読会のスケジュールを集約して，だれもが情報を共有できるようにしただけでなく，無数の朗読会の詳細なレビュー，現代作家の人物事典，現代文学アンソロジーを作成し，結果的に，約15年間にわたるロシアの現代文学の見取り図をつくりあげた。

「若き文学者の同盟バビロン」を創立したのは、スタニスラフ・リヴォフスキー（1972年生）、ワジム・カリーニン（1973年生）などの若い詩人たちだったが、なかでも中心的な役割を演じたのが、1968年生まれの詩人ドミートリー・クズミンである。

クズミンは，出版社「アルゴリスク」の編集長として，現代詩人や作家の少部数の作品集や，文芸誌を数多く出版すると同時に，「若き詩のフェスティバル」などの数々の催しを企画し，海外やロシア全土から詩人を招いて開かれる国際モスクワ詩人フェスティバルの組織委員や，俳句コンクールの審査員を務めてきた。

ソ連時代の非公式文学を再評価する活動にもとりくみ，かれのエネルギッシュな活躍ぶりは，「現代のディアギレフ」といってもよいほどだ（20世紀初頭に，美術，文学，バレエ，オペラなどの分野で活躍した芸術プロデューサーのセルゲイ・ディアギレフと同様に，クズミンも自分が同性愛者であることを公言し，ゲイの人権活動にもかかわっている）。

地方や海外の詩人の発見にも意欲的で，クズミンが編集したアンソロジー『非首都の文学――ロシアの地方の詩と散文』（2001）は，第15回モスクワ国際書籍展示市の「今年の書籍賞」を受賞した。2002年には，「バビロン」を中心とする活動にたいして，アンドレイ・ベールイ賞の「文学に対する貢献部門」を受賞している。

クズミンは、1997年から2003年にわたって，朗読会のスケジュールや新刊情報を掲載した『モスクワ文学生活』を全66号発行しつづけた。当時、だれもが、この新聞を片手に方々の朗読会場を回っていた。まるで、この粗末な印刷の新聞が、詩の場所を訪れるための大切なチケットであるとでもいうように。そして、「オギ」や「アフトルニク」の朗読会場のカーテンを開けると，暗い室内の奥で，クズミンが朗読がはじまるのをすでに待っていた。ときには，「バビロン」の詩人たちとともに。ときにはヴィスコンティの『ベニスに死す』のタッジオさながらの美しい少年たちにかこまれて。

かれは、会うたびに違う少年を連れていたように思う。2001年にひらかれた第2回国際モスクワ詩人フェスティバルでかれが朗読したこの詩も、そんな少年の一人を歌っているのだろうか。

　　Ｍ・Ｐへ

　　ぼくたちは地下鉄で長距離列車の駅に着いた
　　おまえはずっと、どんなに地下鉄が好きかという話ばかりしていた
　　おまえの唾の飛沫が
　　ぼくの額に落ちた
　　冷たい点となって
　　（飛んでくるあいだにどうやって冷めたのか？）
　　ぼくがおまえから手に入れたのは、それがすべてだ
　
クズミンは寡作な詩人だが，2009年には詩集『生きているのは良いことだ』（2008）で，「モスコフスキー・ショート賞」の銀賞を受賞している。
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         <link>http://wakana.dante.jp/blog/archives/2010/06/post_314.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">文学</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 20 Jun 2010 14:14:53 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>連続公開レクチャー「日本とロシア2010」</title>
         <description><![CDATA[千葉大学文学部　公開連続レクチャー　「日本とロシア」

ロシアの若手研究者をお招きし，日本とロシアの住宅と郊外の専門家であるアンナ・グーセワ氏にロシアのダーチャ（別荘）の生活文化について，宮崎駿のアニメーション映画などの字幕翻訳家であり、日本語研究者であるアンナ・パーニナ氏に、映画の翻訳についてお話しいただきます。
入場無料・事前予約は不要です。講義は日本語，あるいはロシア語（日本語の逐語通訳付き）で行われます。どうぞ奮ってご参加ください。

2010. 6. 24　（木）10:30-12:00
アンナ・グーセワ
「ダーチャへの旅――モスクワ郊外の別荘地の類型と生活様式」
Anna GUSEVA 東京大学大学院工学系研究科博士課程

2010. 7. 1　（木）10:30-12:00
アンナ・パーニナ　
「映画翻訳の諸問題」
Anna PANINA ロシア連邦アカデミー東洋学研究所専任研究員／千葉大学外国人研究員


場所：<a href="http://www.chiba-u.ac.jp/access/nishichiba/">千葉大学西千葉キャンパス</a>　<a href="http://www.chiba-u.ac.jp/access/nishichiba/nishichiba_map.html">人文社会科学総合研究棟（社会文化科学総合研究棟）</a>4階　共同研究室2
住所：千葉市稲毛区弥生町1-33
問い合わせ先：千葉大学文学部　鴻野わか菜研究室]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">コト</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 14 Jun 2010 21:27:32 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ノルシュテイン＆ヤールブソワ展</title>
         <description><![CDATA[神奈川県立近代美術館葉山館で、「<a href="http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2010/norshtein/index.html">話の話　ロシア・アニメーションの巨匠　ノルシュテイン＆ヤールブソワ展</a>」を見る。本当はオープニングに行きたかったが、休業明けの4、5月は、まるでトランプを繰る時のような規則正しさで、自分と子供が交互に体調を崩しつづけ、なかなか葉山まで出かけられなかった。

児童文学作家コズロフの原作をもとに森のハリネズミの冒険を描いた叙情的な「霧の中のハリネズミ」（1975）、川本喜八郎の企画によって日本と世界のアニメーション作家35名が松尾芭蕉の連句を映像化した「冬の日」（2003）など、ノルシュテイン作品のエスキースや絵画がリズム良く並べられ、映画が生まれるまでの創造的な緊張感と作家の心の動きを感じとることができる。

なかでも、第二次世界大戦期のソ連を舞台にした「話の話」（1979）には、戦争孤児の象徴のようなあどけない目の灰色オオカミの仔が、廃屋へ迷いこんで幸福な家庭の団欒の幻想に包まれる場面があるが、1976年にヤールブソワが描いたその古い家のデッサンには、作家の渦巻く思いが封じこまれているようで、目を離すことができない。ヤールブソワが同作品に寄せて描いた「マーリナ・ローシャの燃える道」（2005）も、それだけで一編の戯曲であるかのように、時間と空間を抱えこんでいる。

ゴーゴリの小説にもとづく制作途中のアニメーション「外套」の一連のエスキースの暗さと幽玄性も魅力である。遙かな闇に包まれたペテルブルク！　今後、美術におけるペテルブルクの表象を語る際には、ドブジンスキーやオストロウーモワ＝レーベジェワの作品と並んで、その100年後の稀有な例として、この「外套」に言及せざるを得ないように思われる。

同展はこの後、高知、福岡、栃木を回る。葉山では6月27日まで。]]></description>
         <link>http://wakana.dante.jp/blog/archives/2010/06/post_313.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">美術</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 13 Jun 2010 14:00:15 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>とても短いテクスト――アンソロジーの方へ</title>
         <description>2000年初頭に詩人ドミトリー・クズミンが編集した『とても短いテクスト――アンソロジーの方へ』（NLO出版）を読み返す。その名の通り、しばしば半ページにも満たない現代ロシアの超短編小説を集めた作品集である。人生や自然への想いを綴った哲学的な散文詩を書き、ロシアに「小さな散文」（マーラヤ・プローザ）の伝統の灯をともしたイワン・トゥルゲーネフの生誕180年を記念して、1998年11月にモスクワで「小さな散文フェスティバル」が開かれたが、本書はその催しで朗読されたテクストを母体としている。

クズミンは本書の序文で、ロシアではまさに1980-90年代に「小さな散文」への作家たちの関心が高まったと述べ、こう述べている。

「トルストイやドストエフスキーの時代から一世紀以上が、プラトーノフとブルガーコフから半世紀以上が過ぎた今、なにか統一的な世界像を提示する全体的なジャンルとしての長編小説にたいする疲労感がはっきりと表面化してきた（長編の分野でも、現代ロシアの散文のきわめてすぐれた作品の多くが――たとえば前世紀最後のブッカー賞を受賞したミハイル・シーシキンの『イスマイルの攻略』が――、断片の複雑なモザイクとして構成されていて、全編の筋立てと主要な思想を見いだすのが難しいのも、理由のないことではない）」

　それにくわえて、現代の大衆小説のほとんどが「長編」であることも、純文学が長編というジャンルを忌避するひとつの理由であるという。

　クズミンは、このアンソロジーに、「叙情詩と散文詩の方へ」、「エッセーの方へ」、「心理主義の方へ」、「風刺とユーモアの方へ」、「幻想文学の方へ」といった全一一ものセクションを設けて作品を分類しているが、それは「小さな散文」というジャンルの多面性を強調するためにほかならない。実際、本書には、文学の約束事や文学研究をかるく笑い飛ばすイリヤ・ククーリンの風刺的な作品もあれば、ゴミの投棄という日常の出来事をきっかけに、沈黙をめぐる思索を紡ぎだすイワン・アフメーチエフの内省的なテクストもある。

いっぽう、1977年生まれの詩人ダニーラ・ダヴィドフの小説「教師」は、不条理な作品ゆえに反体制を疑われて逮捕され、収容所の病院で1942年に餓死したダニイル・ハルムスのように不吉である。その全文を見てみよう。

「学校の校庭で教師が生徒たちに別れを告げている。遠い遠いところへ行くのだと彼は言う。どこへ行くのかと生徒たちは尋ねる。遠い遠いところへだ。ぼくはすこし離れた場所に立ってそれを見ている。突然、学校の警備員がぼくの肩に触れ、ぼくは振り向く。ここでなにをしているんですか、学校はもう終わりですよと警備員は言う。先生がここを永遠に立ち去る前に少し話をしたいんです。なにを言ってるんですか、先生はもうここにはいませんと警備員は言う。かれは汽車に乗っていますが、鉄道は燃えさかる密林を抜けていくんですと警備員は言う。でも先生は助かるんでしょうとぼくは警備員に訊く。20分後に分かりますと男は答える。ぼくは学校の壁を見ている――最近まで、壁はたしかに白く新しく見えたのに、今は黄ばんでひび割れて、ところどころ漆喰が剥がれている。かれは助かりましたよと警備員は言う。でも機関士は死にました。」

こうしたテクストは、ソ連という全体的、統一的な「大きな物語」の影響力の及ばない地平で生まれてきた。多種多様な「小さな物語」の集積であるこのアンソロジーは、まさに、モザイク的な現代ロシアの文化状況を映しだす鏡のような書物だといってよい。</description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">モスクワ</category>
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         <pubDate>Mon, 07 Jun 2010 01:08:33 +0900</pubDate>
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         <title>Facebook0531</title>
         <description>台湾とロシアの友人に誘われて、世界で最も規模の大きいSNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）だというFacebookを先月始めた。

おかげで、もう二度と連絡がとれないだろうと思っていた知人たちと「再会」でき、かれらが相変わらず世界中を放浪していたり、あるいは母親になっているのを知った。

5年ほど前にモスクワで会ったアメリカ人の青年の消息も分かった。
ドストエフスキーの小説の登場人物のように浮世離れした彼とは、詩の朗読会場で知り合った。
『カラマーゾフの兄弟』のアリョーシャや、『白痴』のムィシキン公爵を思わせる目をしたその細面の青年は、大学でロシア文学を学んだあと、東欧出張が多い仕事を探してスポーツ用品のセールスマンになり、ロシアにザイルを売りに来ていたが、スラヴ世界と他の地域の交流促進と、全世界の失業者救済とを目的にした不思議な会社を作ることを夢見ていた。
私と友人たちは、瞬時にかれの世界に魅了され、いつかそんなユートピア的な会社で皆で働けることを願った。

だが、Facebookはもっぱら仕事のために便利なように思う。
ゆるやかなつながりを保っていたいロシアの研究者やアーティスト、ギャラリー、若手詩人に、最近の作品について尋ねたり、ギャラリーから定期的に美術展の情報が送られてきたり。インターネットで行き交うのは情報だけで、実際に見たり会うことなしに、あるいは図書館や美術館に行くことなしにはなにもできないが、今は身軽にロシアに行ける状況ではないので助かることもある。

プライヴァシーの問題や、一種の「中毒症状」がメディアでも取り上げられ、5月31日にみんなでFacebookを止めようというキャンペーンも進行中だが、来週の当日、インターネットの世界で何かが起こるだろうか。</description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">コト</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 29 May 2010 16:12:28 +0900</pubDate>
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         <title>「イタリア賞」</title>
         <description><![CDATA[北海道大学スラブ研究センターのホームページに、前田しほさんの興味深いモスクワ滞在報告が寄せられている。
第1回目の今回は、イタリア賞と詩人イワン・ヴォルコフについて。
PDFファイルは<a href="http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/literature/maedashiho_011.pdf">こちら</a>。]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">文学</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 26 May 2010 04:46:03 +0900</pubDate>
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         <title>『古代への情熱』</title>
         <description><![CDATA[授業でとりあげている文献で、ハインリヒ・シュリーマンの『<a href="http://www.amazon.co.jp/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%83%85%E7%86%B1%E2%80%95%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E8%87%AA%E4%BC%9D-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%92-%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/4003342011">古代への情熱</a>』が言及されていたので、今さらながらにこの「名著」を読む。

1846年にアムステルダムの商会の代理人としてペテルブルクに派遣されたシュリーマンは、インド藍などの貿易によってロシアで莫大な財産を築き、引退後、その資金をもとに発掘に専念して、1871年にトロヤを発見する。

数年前、モスクワで、シュリーマンの発見した遺物の展覧会を見た際、この発見もロシアのおかげで実現できたのだと、年配の学芸員が語っていたのが印象に残っている。ロシアで書かれたシュリーマンの伝記を読んでみるのも、きっと興味深いだろう。

数々の虚構、虚言で満ちているともいわれる本書だが、プロイセンの小村アンケルスハーゲンで送った幼年時代の物語は、ヨーロッパ文学の香りがして、ふとシュティフターの『水晶』を思いだしたりもする。

とはいえ、シュリーマンの功績をあからさまに書きたてるあくの強さゆえに、読み進めるうちに疲れを感じるのもたしかで、「理想的な偉人伝」のあり方について考えさせる。]]></description>
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         <pubDate>Thu, 20 May 2010 06:37:04 +0900</pubDate>
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         <title>新人文学通報</title>
         <description><![CDATA[国立ロシア人文大学の雑誌『新人文学通報』（Novyj filologicheskij vestnik）の2009年第3号がようやく刊行された。
昨秋投稿した、カバコフとユダヤの問題についての拙文が掲載されている。今回の号は、ロシアでお世話になったジーナ・マゴメドワ教授の還暦記念論集。

同誌の最初の6号は人文大の<a href="http://ifi.rsuh.ru/vestnik.html">サイト</a>でも公開されている。]]></description>
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         <pubDate>Mon, 17 May 2010 06:21:47 +0900</pubDate>
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