◆韓国6-河回仮面
韓国の民衆仮面劇で使われた河回仮面を買おうとして仁寺洞(インサドン)でお店を探した。
11,12世紀頃に作られた河回仮面のオリジナルはソウルの国立中央博物館にあるが,そのレプリカは代表的な韓国土産になっている。
なかなか気に入った仮面がなかったが,偶然入った〈芸木〉という小店の仮面は味わいがあった。芸術家である店主さんのセンスをいかした店は,画廊のような落ち着きと,芸術に寄せる愛着が感じられる。
河回仮面には,もともとは人間の仮面12個と動物の仮面2個があったが,そのうち3つが紛失してしまい,現在は11個が保存されている。上の仮面は,両班(ヤンバン)=貴族で,おおらかな表情だが,笑顔は,ほらふき,狡猾のしるしでもあるらしい。
ほかに,学者(ソンビ),僧(チュン),芸妓(プネ),老婆(ハルミ)などの仮面がある。この不気味な面はなんだろうと思ったら,学者の顔だった。勉強しすぎで目が飛び出ているだけでなく,俗世に適応できずに、つねに不満に満ちた表情をして,なおかつ傲慢であるとのこと。往事の仮面劇は諷刺にみちた民衆の世界観を反映していたが,たしかに一面の真理をついているかも。
芸木
住所:ソウル市 鍾路区仁寺洞156
電話:02-733-7320
地下鉄3号線安国駅から徒歩8分。仁寺洞のメインストリート沿い。安国駅から歩いてショッピングビル「サムジーキル」が左手にみえたら,さらに250mほど歩くと右手1階にある。





