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2010年01月23日

◆本で旅する世界

かねがね愛読しているブログ「怒りの書店員rainyの怒涛の読書ダイアリー」で、『プロジェクト宮殿』の書評が掲載された。

ファンタジーから現代文学、ベストセラーや雑誌まで、ありとあらゆるジャンルの本を、書店に勤める30代の女性の視点から一刀両断して論じる「読書ダイアリー」は、色々な香辛料がピリリと効いてとても刺激的だ。

この「ダイアリー」では、「世界すべての国の文学を国名あいうえお順に読みつくす!」というプロジェクトも進行中で、ア行の国々の旅はすでに終わり、今は「ムウィンド叙事詩」という作品をつうじてコンゴ民主共和国を旅しているところ。下の引用からも分かるように、作品の核心をいつもずばりとつかみ出す胆力に惚れ惚れしてしまう。

「……これまでもイランのロスタムとかキルギスのマナスとかチベットのケサルとかグルジア三銃士とかのいろんな英雄叙事詩を読んできた。……で、今回の「ムウィンド叙事詩」には他とは違う際立った特徴がある。なんとこのお話、大部分が主人公ムウィンドと父との間の、国と神々と動物を巻き込んだ壮大な親子ゲンカとその和解に費やされているのだ!」

「ダイアリー」では、書店の裏話や、現代の日本人と本の関係も、赤裸々に綴られていて、映像化したら、ユニークなブック・レビューの番組にもなりそうだし、雑誌にこんなコラムが掲載されれば書籍離れに歯止めがかかるかも。