« 日本ロシア文学会プレシンポジウム「生きのびるためのアート――ロシア美術の最前線」 | メイン | カバコフ 赤い車輌 »

2007年09月25日

◆プラハ・ビエンナーレ

チェコとスロヴァキアの唯一のビエンナーレとして,2003年以降,中欧からアートを発信する意義を問い続けているプラハビエンナーレ。第3回となる今回のテーマは,「グローカルとアウトサイダーたち 中欧で世界を結ぶ」であり,チェコ,スロヴァキア,ハンガリーなど中東欧の作家が数多く選ばれた。

難民問題を扱ったチェコの若手写真家カテリーナ・ドルシコヴァーら,現代作家のセクションに加えて,「チェコのミニマリズム」や「東欧のキネティック・アート」など,東欧と世界の連動性を示したセクションも工夫されている。

調査から1ヶ月たった今でも,ふとしたきっかけで鮮明に思いだすのは,イラン出身の映像作家シリン・ネシャットの感覚的な映像作品だ。ネシャットは,第6回ヒロシマ賞を受賞し,広島市現代美術館で紹介された他,金沢でも展示されたことがある。プラハ・ビエンナーレの詳しい展評は,『美術手帖』10月号で。

写真:プラハ・ビエンナーレ会場 カルリーン・ホール