« ユーリー・ドルゴルーキー | メイン | 言葉では言い表せない »

2005年09月06日

◆炎

先月末,モスクワ郊外の村で大火事に出くわした。家具の小売店が集まる大きな市場が丸焼けになり,炎は空まで届きそうな勢いだった。その火事の真相は分からないが,その村では,商店でいざこざがあると数日後には火付けされる。モスクワでも,クレムリン脇に位置する歴史的建造物,マネーシュが昨年3月,イズマイロフスキー公園の土産物市場が今年3月,そしてこの夏は,モスクワの小型書店が相次いで火事で焼失した(マネーシュと土産物市場はすでに再建された)。どの件も,政治的な理由や,都市開発,不動産取得の理由から放火されたという見方が強い。ロシアに巣くう暴力の炎が弱まる日は来るのか。相次ぐ放火のニュースを聞くと,口を開けた暗い深淵のようなものを感じる。